リアル愛車が不調で、ディーラーに入院中なのですが、台車に借りたのがまさかの
アクティ
ナビなし、オーディオはラジオのみ、パワーウィンドウなし
いや、そんなことはどうでもいい
一週間の我慢なので
一番の問題はアクセル踏んでも加速しない(加速が悪すぎるってのが正解)
踏んでもエンジンが呻りを上げるだけ
「いやいや、普段のってる車と比べるからでしょ?」と思うかもしれませんが、一般レベルにも達していません
マジで遅いです
通勤時に国道走るのですが、もう、ドキドキです
明日から大丈夫かなぁ・・・
それはさておき、本題です
今回は「メルセデスベンツ/300SL(1/24 タミヤ模型)」を作っていきます
今年の兄様からの誕プレ第一弾です(今年はなぜか2キットもらいました。もう一つは、一台挟んでから作ります)
前回の誕プレ、ユニコーンのとき(【機動戦士ガンダムUC/フルアーマーユニコーンガンダム】経緯、計画【その1】 )に結構弱音を吐きまくったんで、空気を読んでくれたのかも知れません(笑)
そういえば、クラシックカーのキットは初めてです
最近は特に’00年以降の車しか作ってなかった気がします
ただ、この車は車史にその名を輝かす、間違いない名車です
気になったら調べてみてください
さて、とりあえず課題確認です
①ボディの艶
品質向上に努めます
より鏡面に、より輝きを
②グラデーション技術の向上
最近研究中のテーマです
ベース色、上塗り色、方法、グラデーション範囲・・・課題は多いです
早速開始
まずはPL(パーティンぐライン)処理から
本キットは意外とPLが色々なところに回り込んでいました
まぁ、一体形成の範囲が広いのでしょうがないでしょう
下の写真の通り、マジックでなぞってみましたので、もし皆さんも作る機会があれば参考にして下さい
今回も600番の紙ヤスリでゴリゴリ落としていきました
それが終わったら塗装です
今回の塗装は仕上がりの美しさを優先してあえて面倒な順で行っていきます
マスキング(内装タン部分)
↓
黒サフ(外装)
↓
下地の黒塗装(外装)
↓
マスキング(外装)

↓
タン塗装(内装)
↓
フラットクリアー(内装)
↓
マスキング(内装タン部分)
↓
シルバー塗装(外装)
↓
クリアー(外装)
9工程、外装で4層の塗装
要は、下地と上塗りの間に内装のタンを挟んだ感じですね
こうすることで、黒サフと下地の黒のマスキング断面を封じ込めるのが狙いです
(詳しく説明するのが難しい・・・)
ともかくまぁ、こうすると仕上がりがいいんです(投げ)
で、ここで最後に使ったクリアーですが、艶出しのためにリターダーを大量に添加してあります
アクリル塗料にこれを添加すると、乾きが遅くなります
一般的に乾燥時間が長くなると艶は増します
これを体積%で35~40%程添加しました
明らかにやりすぎのレベルです
(20~30%添加が一般的)
これは、吹き付けの段階で細かい面粗度を確保しておくことで、研ぎ出し時に高い番手のヤスリから始められるようにするのが目的です
そうすることで、低い番手のヤスリでつけてしまった傷が残らないようにできます
ちなみに、これでどれくらい乾燥時間が伸びるかというと、無添加の塗料で完全乾燥まで半日なのに対して、このリターダー35%添加クリアーは完全乾燥までに4日かかりました
(その効果については報告します)
内装ですが、赤で塗装です
説明書の指示が赤なのです(まぁ、塗料は変えましたが)
わかりにくいですが、ほんのりグラデーションがかかってます
今回は、赤の塗装の上にスモークを影になるところに吹き付けました
他には特別なことはしていません
しかしまぁ、赤内装の車は乗るのに勇気がいるでしょうね(笑)
こちらはシャシとエンジンです
ここも特にはなにもしてません
説明書通りです(塗料は変えました)
アンダーパネルはクリアーパーツだったので、グラデーションで縁だけグレーにして組み立て後に鋼管フレームを観察できるようにしておきました
で、後はボディーを研いで、組み立てて完成です
あ、すっかり言い忘れてましたが、このキットはボンネットとドアが可動式です
本家にして元祖のガルウイングドアです
カッコつけではない跳ね上げドアは、やっぱり雰囲気が段違いですね
(余談ですが、混同されがちなマクラーレンの車のような開き方のドアはディヘドラルドア、ランボルギーニの車のような開き方のドアはシザーズドアと言って、正確にはガルウイングドアとは言いません。300SLのように開くドアがガルウイングドアです)
では、反省会
①ボディの艶
前述のリターダー過添加の狙いはうまくいき、2000番以下のヤスリは使わずに、ラプロスの6000番から研ぎ出しができ、ほとんど傷の無い鏡面を作ることに成功しました
ただし、乾燥時間が長大になってしまったことで、二つ問題が発生しました
一つ目は、乾燥中に表面にホコリが着いてしまい、そのまま固まってしまったこと
まぁ、これは研ぎ出し時に表面のクリアと一緒にある程度そぎ落としてしまうので大きな問題ではないのですが・・・
二つ目は、長い乾燥中にクリアーの溶剤が下の塗装を侵食してしまったこと
特に今回はメタリック塗装だったので、フレークが泳いでしまったのか、浸食による色合いの変化が顕著でした
対策は一応もう考えてあります
そのうち実験します
②グラデーション技術の向上
正直、あまり綺麗にいきませんでした
何が悪くて汚いのかもわからない状態ですので、こちらは検証実験ともう少し練習が必要なようです(泣)
今回はこのくらいで
実は次作も既に動き出していますので、またいずれこの場で報告します
ではでは、また次回




















